桜が咲いてきました。今年も春はやってきてくれました。相変わらず猛威の新型コロナに、この時代にまさかこんなことが起こるなんて・・のウクライナ侵攻・・世界の心配ごとは増すばかりですが。来年こそは全世界に穏やかな春が訪れますように・・・
3月21日の朝。いつものように日経新聞を読んでますと、目に飛び込んできた鮮やかな広告。太陽系の惑星の美しい並び。そしてOMEGA × SWATCH のロゴ。しばしみとれつつ、う~ん。。太陽・地球・月・木星・土星しかわからん・・みたいな。で、これ何の広告なんすかね。
2022.03.26 と日付が出ている。
OMEGA × SWATCH か。いまやSWATCH傘下のOMEGA、SWATCHとコラボして3月26日にこの惑星のラインナップで何か発表するな! というのはピンとくるわけです。
しかし、時計のことに詳しいわけでも日頃情報収集しているわけでもないので、事前に知り得る情報は持っておらず。この日もこれ以上は調べずに26日に何が開示されるのか待ってみよう!という気になりました。
広告見て、数日後のことにワクワクするのは久しぶりです。
3月24日。
新聞をめくるとそこには!!
おおお!!!
おおおお!!!!
かっこよ!!!!
バイオセラミック ムーンスウォッチコレクション!
このデザインバリエーション、このカラフルさ。
そしてこの並び。
SWATCHっぽい!!
でもたしかにOMEGAだ。完全にスピードマスターだ。
まさに OMEGA × SWATCH だ。ロゴもそうなってる。
太陽系の惑星をデザインモチーフにコラボだとは想像ついていたけど、これは想像以上にカッコいい!欲しい!!
昔むかしSWATCHにハマった私は、久しぶりにあの頃のコレクション欲を刺激されたのです。
でも・・・・ 高そうだな!!
そして3月26日。
新聞広告は出ておらず。
この日にリリース情報・・価格とか、販売店とかが広告で判るのかな?とか想像していましたが、広告出ていないのでネットで検索したところ・・・シンプルに3月26日が発売日だったんですね。
しかし…
当日朝、販売予定だった渋谷・原宿・心斎橋のSWATCHショップ3店舗は買い求めようとしたお客様が殺到して販売不可能と判断、販売中止となったとか。
しかも、価格が33,550円!とのことで、そりゃ買いたくなるし並びたくなる。
こうなることは判ってただろうに・・・
転売ヤーも相当数いたようなので、希少価値は上がるばかり、一般人が定価で手に入れるのは相当困難になるでしょうね。SWATCHは90年半ば以降ブームも去って人気は戻らなかったけど、OMEGAの人気は高まり続けているし、廉価版とはいえスピードマスターがデザイン性を伴って3万円台で買えるとなれば・・・
全種欲しい人もたくさんいるだろうし、しばらく話題は持続しそうですね。
オマケにSWATCHについて少々。
SWATCHは私もドはまりした時期があります。社会人になって2年目くらいですかね。92年とか93年頃。前職店舗でシーズンの新商品が入るとき、上司から「ジェリーフィッシュが今日発売だからちょっと買ってきてくれ」とか言われて(笑)、仕方なくお使いに行ったりしてました。当然買えない訳ですけど。ブーム真っ只中でしたから。
周りの先輩たちもみんなSWATCHしてて、「JFK買っちゃったんだよねーカッコいいだろ!」とか言って見せびらかしてくるもんで興味が湧いてしまいまして。そこからショップに通いだし、本を買って過去ラインナップや限定品の写真に夢中になったり、中古時計店で過去のラインナップを眺めたり。昆虫図鑑を見たり標本を見に博物館に行く感覚でした。
毎シーズンの新作が楽しみで、必ず3本くらい買いました。
96年かな、MUSICALLの発売に合わせて新宿伊勢丹2Fのシンデレラシティと1Fステージでプロモーション企画が来て、懇願してディスプレイの担当をやらせてもらいました。嬉しかったですね~。
毎日、その日に着るジャケットやワイシャツ、ネクタイの色柄とかに合わせてSWATCHをコーディネイトするのが楽しくてね。その様子を見て廻りでもSWATCHを買う人が増えていたように記憶しています。
でも、今冷静に思い出すとほんの4、5年くらいのマイブームだったのか。
96年の頃になるとSWATCHブームは既に冷めはじめていて、自分もだんだん関心がなくなり・・・となっていったのでした。
その代わり、そろそろしっかりした時計が欲しい!ということで、社販でスピードマスター(の一番安いやつ)を買ったり、父の遺品のスピードマスターをもらったり。自分の腕時計はOMEGAがメインになっていきました。
それにしても・・・
SWATCHのデザインとOMEGAのデザインの融合。素敵です。
久しぶりにSWATCHの本を引っ張り出してきました。今見ても心躍ります。
monoマガジンのワールドムック「スウォッチ聖書(バイブル)」。
「スイス時計の救世主から「文化」へと成長したスウォッチ」
創業者のハイエクさん。
この本はホントに隅から隅まで読みました。楽しくて仕方なかったですね。
この本で憧れたもう買えないモデルを、中古店で見つけては購入する・・・という妄想を果てしなく膨らませていたものです。
デザイントレンド詩エフ・ピーの「スウォッチの世界戦略」という特集。93年の本ですからブームも冷め始める頃ですが、まだまだ熱かった。
「デザインで勝利したスウォッチの世界戦略」
「ネクタイのように売られ、宗教のように人を魅きつける」
今見ても革新的。
日本で爆発的に流行した当時はまだバブルの名残頃だったでしょうから、手軽な価格で買えるアートとしてトレンドに敏感な人たちにもてはやされたのもよく解ります。レアな限定品もいろいろありましたからね。
83年の発売開始ということなので、間もなく40周年ですね。40周年記念にはまた色々な企画があるのかな。楽しみにしていよう。
今回のコラボのニュースで、SWATCHのことを久しぶりに思い出した往年のファンの方も多いのではないでしょうか。今回のOMEGAとのコラボを機にまた注目度が上がると良いですね。
ウチも抽斗の中にたくさんしまってある。電池を入れ替えてまた使ってみようかな。今見てもカッコイイもんね!