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Eラーニングに対応せねば・・

 

前回のブログから1カ月・・・

コロナ禍はさらに進んで先がより見通せない状況ですが、小売業クライアント様に依存する弊社はこの1カ月休眠状態・・ 

 

妻は専業主婦、私は仕事なし、娘たちも学校にいけませんから、必要最低限の買い出し以外は家族全員で引き籠りの生活です。

 

少しは太陽の光を浴びたいので屋上で横になり、自分だけの空に浮かぶ雲を眺め、飛行機の音をぼんやりと聞いて・・という時間が大事です。本当はいつもの遊歩道でウォーキングしたいけど、非常事態宣言以降、小金井公園と直結していることもあってか遊歩道の人出が連日異常に膨れ上がっていて、ノーマスクで走る人も本当に多いのでずっと遠ざかっています。

 

仕事と会社の先行きを考えると・・・正直不安で寝られなくなりますが、割り切って考えないようにしています。考えないよう趣味のプラモの時間を増やしたり。でも連日、小売業の臨時閉店や経営破綻のニュースが入ってきますので我がことのように身につまされます。

 

いずれにしても、早くコロナ禍が収束してほしいものです。

 


 

さて、表題の話なのですが・・

ウチの娘たちの学校・・長女の大学、次女の私立中学・・は、それぞれオンラインでのEラーニングの体制を急ごしらえながらも整え始めています。

 

次女の中学は事前収録授業動画配信や、宿題や指示事項の写真をアップロードするフォルダの運用でオンライン授業を開始しました。まずは数学と音楽から開始のようです。音楽は今のところ音声配信とのこと。内容を横目に見ていると、黒板を使うにせよ別紙を映すにせよ、丁寧に練られ書かれた教材になっていますから、先生の準備のご苦労がしのばれます。先生からちょいちょい確認の電話がかかってきたりしますし。全員もれなく受講体制を遠隔にてフォローするのも大変です。

そして、娘はというと集中して聞きません(笑) やることは結果としてはキチンとやってるんですが、動画配信だと途中で停めたり早送りできちゃう。。これ、授業する先生の側からすると困った問題です。PCがリビングにあるから余計仕方ないとはいえ、やはり学校で授業を受けるのとは違いますね・・

 

長女の大学・学部は、どうやら明日から全授業の配信を行うようです。決められた時間割に従ったリアルタイムの授業配信ではなく、こちらも事前収録授業動画の配信とのこと。履修登録も終えて昨日から慌てて受講環境の確認をやっていますが、ノートPC持っているからなんとでもなるでしょう。さて、長女はスマホの誘惑を絶ってEラーニングに臨めるでしょうか・・

 

絶対ムリだな(笑)

 

※4/23追記

(長女の大学の授業教材が配信されましたが、

 pptファイル1つをダウンロードするのに20分

 くらいかかるという・・

 音声が埋め込まれていたからでしょうか。

 長女の友人は、ダウンロードしたけどファイルが

 破損していて開けなかったとか・・

 アクセスが殺到しているのかもしれませんが、

 1回の授業分でこれだと、お互い手間ですねえ。

 次女の中学のも指示されたノートの提出を撮影

 した多量の画像データで行っていて、

 こちらも作業が煩雑で大変そうです。)

 

ふむふむ。試行錯誤しつつも、中学も大学もEラーニングの体制構築頑張っているな。

 

だなんて感心している場合ではありません。

まったく他人事ではありません。

 

なぜなら、私は本来であれば4/15から大学で非常勤講師として授業を2科目受け持っているからです。現在、学校は鋭意Eラーニングへの対応準備をされているのですが、いつからどのように・・というのはまだ判りません。学校の特性として、実技実習や製作の授業も多いですから、完全にすべてをEラーニングで対応するのは難しいでしょう。

 

でも、私の受け持ち科目は・・ 一部の演習回を除けば可能ですね。。

 

可能だけど、私が学校から言われているのは「実務経験からくる実学」の授業なので、私の授業内容は指定教科書もなくすべて私が構築する「コンテンツ」です。対面授業では著作権の問題もなく経験談もリアルにお話できますが、これがネットを通じて個別に配信される動画とか資料になりますと、著作権が絡んで資料として配れないものが出たり(新聞記事とか、文言の引用とか)、ここだから話せるよ・・みたいな学生さんが喜んで聞いてくれるようなリアルなド実務の経験談や話題には触れにくくなります。正直、私の講義って好評なのはそういう話ですからね(笑) データが残ってしまいますし、勝手にダウンロード・保存されたら困ります。教材のコンテンツとしての内容が少し委縮せざるを得ないでしょう。講義時間内で自習の時間を入れたりしないといけないようなので、講義実時間はかなり縮小されます。実学的VMDの授業で発信内容が委縮したり時間が短くなって内容が過度にろ過されるのは、私にとっても学生にとってもかなりデメリットです。

 

Eラーニング需要と必要性が強制的かつ瞬間最大風速的に一気に高まったので、著作権のような部分の対応は案外気付いていなかったり疎かにしている学校もあるかもしれませんね。

 

一方でEラーニングでVMDの授業を行うメリットは・・

授業構成と教材内容を論理だてて構築する必要があるため、先生はイヤでも学問的構成でコンテンツを考えざるを得ない、そのような教材・コンテンツを作る良い機会になる、ということでしょうか。結果、受講生である学生にもVMDというものがより明解に理解できるものになるかもしれません。学生のためではありますが自分のためでもあります。

そして、今この機を逃さずにEラーニング自体の実務経験と魅力的教材作成の波に乗れるとしたら自分にとってチャンス以外の何物でもなく、前向きに受け止めねばなりません!! これが結論!!

 

さて・・授業どうなるのかな・・

最速で授業開始は5月13日。そろそろ教材作らなきゃ・・

 


 

ところで昨日、当HPにお問合せを頂いた企業様とオンラインTV会議を行いました。

 

前職でも海外拠点とのストアプランなどオンラインTV会議は何度かやったことがありますが、当時は一人ひとりの端末でそのようなことはできなかったし、wifiもオフィスに導入されてなかったりで、テレワークでオンラインMTとか想像もできませんでした。辞めてから2年くらいしか経っていないけど、おそらくもうテレワークで完全オンラインMTをやっていることでしょう。オンライン飲み会はやってないだろうな(笑)

 

オンラインTV会議、今更ながら良いですね。初対面だったこともありますが、お互い話すことを判り易くしようと無意識に努力するし、だらだらしないし、余計なこと言わないから効率的に話が進みます。VMDの話も十分にできます。


VMDのコンサルはオンラインでは成立しないだろうと勝手に線を引いていましたが、そんなことありませんね。Eラーニングも含め、オンラインでの事業展開スキルを身に付けねばなりません。オッサンまだまだやることある。

 

話も盛り上がって少しはお役に立てたようですし、一カ月も引き籠っている私には久しぶりに刺激のある楽しいひと時でした。仕事につながらなかったら本末転倒ですが(笑) 

 


 

以前もブログでご紹介した、教育社の科学雑誌Newtonの1985年1月号。ニューテクノロジーの特集で、このような(当時では近未来の)働き方や授業の仕方が見事に予言されており、その的確さと実際のテクノロジーの進歩・実現度に驚かされます。

 

 

35年経って、技術面ではほとんどその通りかそれ以上に実現されている。

 

オンラインTV会議を行った部屋の環境は・・・  

書斎でもオフィスでもなく・・

未来感のミの字もないただの狭く汚い三畳の趣味部屋。。。

 

おそらくこれは何十年先も変わらんでしょう(笑)